論語 郷党 其の二十 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回も書籍によっては前週からの続きとなる一節です(Harashimaが参考にしている書籍でいうと郷党17~21までが一つになっている最後から2つ目になります) 病気になって君主が見舞いに来てくれた時の話になります 光栄な事ですね それでは、お付き合いください

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原文・訳

疾、君視之、東首加朝服、拖紳。

やまいあり、君 之れを視れば、東首とうしゅして朝服を加え、しんく。

解説・意訳

まずは漢字の説明をしていきます 「疾」は「病気」のことです 「東首」は「東まくら」のことなのですが、東まくらが何なのか?については意訳後に説明します 「朝服」は「朝廷へ着ていく礼服」のことで、今でいうスーツや背広のことです 「紳を施く」は紳が礼服用の幅の広い帯のことで、施くは引き伸ばすことをいいます なので「礼服用の帯を引き伸ばした」となります 以上を踏まえて意訳していくと…

(孔子が)病気となり、君主がお見舞いに来られたとき、東まくらにして礼服を身体の上に掛け、その上に幅広の帯を伸ばしてかけた。となります

ざっくり言うと、偉い人がお見舞いに来てくれたので寝間着では失礼になるから病床であっても礼服を羽織って応対した…という話です で、東首(東枕)ですが、枕を東に向ける(頭を東にして寝る)ことをいいます なぜ東に向けるのか?それまではどの向きに寝ていたのか?は不明ですが、来客があったときは頭を東にして迎えるのが礼儀だったのかもしれません

ちなみに、頭を東にして寝るのは風水的に若さやエネルギーを象徴する方角とされているそうです(日が昇る方角なので物事のはじまりや発展といった意味もあるようです) そういった事も関係して東枕なのかもしれませんね ちなみに、縁起が悪いとされている北枕ですが風水的には逆で、健康運UPや恋愛運UPが期待できるそうです(北枕は「死者があの世で迷子にならないように」という意味の日本だけの文化のようです)

Harashimaがアレコレ述べる章

せっかくだから風水の話で繋げようかとも思ったのですが、それはまた別の機会にするとして今回の話に話を戻して述べていきます 「病床にあっても来客があれば身だしなみを整え応対した」というのは「リモート会議に上だけスーツで参加する」という話の真逆ですよね…発想が、ですよ

Harashimaは現場作業者なのでリモートで仕事や会議をする機会はないに等しいのですが、それでも経験がないワケではないので多少のことは知っています その時は御多分に漏れず、見える範囲だけを整えました そうなっちゃいますよ…実際は けど、個人的な感想を述べるならリモートで参加するのは臨場感に乏しく、疎外感というのかな?距離や壁がある気がして何か寂しい感じがしました(距離も壁も実際にあるのだけど…)

この先の未来はリモートのようなコミュニケーションの形態が一般化してゆくとしたら慣れていかなければならないのかもしれません しかし、無機質で味気ない関係しか築けない気がします(関係を深めることを望んでない場合もあるので何とも言えませんが…)

一部の企業ではリモートを廃止する動きもあるようです 生産性?など末端作業員には想像もつかない諸問題があって「出社して仕事しろ」と言っているのだと思います 個人の良心、勤勉さに任せることになるからね サボる人の割合や確率が高いのかもね(数字に表れてるとか?) まぁ、雇用主からすればサボる奴は「稼いだmoneyを盗んでる」というふうに見えるだろうからね(実際そうだし)

一気に脇道に逸れて余計なことを言い出しそうな流れになってきたので、この辺にしておきます

とりあえず枕は北にして健康でモテるようにしようかな なんてナ また来週!

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