論語 郷党 其の十八 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回の一節は先週の続きに思える話です(というか、先週の一節とセット?) 先週は料理でしたが、今週は食材や広い意味での生ものをいただいた時の話になります 今回も話を広げるのに苦労しそうですが、お付き合いください

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原文・訳

君賜腥、必熟而薦之。君賜生、必畜之。

君 なまぐさきを賜わば、必ずて之れをすすむ。君 生けるを賜わば、必ず之れをう。

解説・意訳

まずは漢字の説明をしていきます 「腥」とは「生肉」のことです 「熟る」は「煮る」のことで、「薦む」は「自分の家の祖先を祭る廟(建物や社)」になります 後は意訳後に説明していきます 以上を踏まえて意訳すると…

(孔子は)君主から生の肉をいただくと、(その肉を)必ず煮て自家の祖先の廟に供えた。(また)君主から生き物をいただくと、(その生き物を)必ず飼育した。となります

以前紹介した話の中に「君主から分配された肉は、その日のうちに食べる(夜をまたがない)」(郷党8)というのがあったので、生肉をいただいて帰ってきたときは火を通して祖先にお供えした後に食べたのでしょう 昔の生活の一部を垣間見る感じがしますね そして生き物…魚や鳥?馬や牛?なのかな?それを飼育したとありますが突然そんなことになったら困りそうだけど、割とフツーの事なのかな?

どちらにしても君主から拝領したものは大切に扱ったという話かと思います(食べ物はいいけど、生き物の世話は…「俺がやった鳥、元気にしてるか? 今度、お前ん家に見に行くからな」なんてなって、もういない…とかなったら一大事だよね 嫌だわぁ) そうならないよう世話をするんだろうけど、重いよね… おっと、余計なことを…次にいきます

Harashimaがアレコレ述べる章

皆さんにも動物や生き物に限らず「要らないモノ」をいただいた(押し付けられた)こと、あるかと思います その場で「要らない」と断れるといいのでしょうが、断れない・断り難い事案もあります 例えば、上役から頼まれた雑務…「自分でやれよ」と思いつつも、断れば自分の評価に響くと考え渋々引き受けるなど

よくある話かと思いますが、断らないと次から次へと雑用が舞い込むようになり、評価も感謝もされず、いつの間にか「便利なヤツ」となり使い捨てられるのです やってもらう事が当たり前になり、搾取するだけ…見放されて当然、自分じゃ何もできない事に今頃気づいても遅い 自業自得です

結局、そういう人は次のターゲットを捕まえて搾取するのだろうけど、中身のなさや底の浅さ、薄っぺらさがバレます おおよそリーダーや大将には向かないし、マネジャーとしても0点です けど、多いと思います こういうタイプ 誰でも簡単にマネできるからね(モラルやデリカシーがなければ特に)

おっと、「要らないモノ」の話をするはずが「要らん事」を話してしまいました… 現場のナマの声は煮ても焼いても喰えないですからね  …戻します

最近では要らないモノは某有名サイトのオークションに出品したり、リアルやウェブのフリーマーケットでリユース品として売り買いするのが一般化しています(Harashimaも利用しています) 高額転売や詐欺、盗品や偽物も多いようで本来の機能(不要品の売買)を失っている気がします 「不用品」の烙印を押されないよう運営者の誠実な行動が求められるところです

余談の方が長くなってしまいましたが、今週はここまでにしておきます また来週!

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