毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回も先週同様、オノマトペが多用されていてリズミカルな一節です 内容的には現代と少しズレがあるのかもしれませんが、個人的には改めて見直す余地のある話だと思います それでは、お付き合いください

原文・訳
朝與下大夫言、侃侃如也。與上大夫言、誾誾如也。君在、踧踖如也、與與如也。
朝して下大夫と言う、侃侃如たり。上大夫と言う、誾誾如たり。君在せば、踧踖如たり、与与如たり。
解説・意訳
まずは漢字の説明をしていきます 「朝」は「朝廷」のことです 「大夫」というのは「官史(役人・国家公務員)」のことで、上・下はランクや職位の話になります 「侃侃如たり」とは「和やかで穏やかな」で、「誾誾如たり」とは「穏やかに偏りなく、正しい」と言った意味のオノマトペです
「君」は「君主」、「踧踖如」は「慎み深い様子」、「与与如」は「落ち着てゆったりしている様子」のことを表しています 以上を踏まえて意訳していくと
(孔子は)朝廷で下大夫と話をする時は、和やかで穏やかである。上大夫と話をする時は、穏やかで偏りなく真面目である。君主のいる場では、慎み深く、落ち着てゆったりとしていた。となります
要するに、「相手の職位に合わせて態度や接し方を変えていた」ということです 現代的にいうと相手によって態度を変えるのはよろしくない、嫌われるマナーというか作法なのかもしれません しかし、当時は身分制度があり、上下関係は今より厳しく絶対的なラインがあったと思われます なので身分により態度や言葉遣いを変えるのは当たり前、「礼儀」であったのです
昨今の「友達親子」や「年長者へのタメぐち」など、当時であれば失礼無礼・無法者の誹りを受ける悪行なワケです(今でもタメぐちが問題視される理由です) こういった部分は各家庭で教育される「躾」だと思うのですが、それを怠った?その躾を嫌った?親世代がなぁなぁにしてしまって現在に至っているのではないでしょうか?(それを学校で何とかしてもらおうとする親もいます)
…おっと、話が脱線してしまった 戻します
孔子の職位はわかりませんが、職位の低い相手と話をする時は和気あいあいと穏やかに接し、職位が上の相手と接する時は、相手を敬い真面目に受け答えした そして、君主のいる場では、もう一段上の礼儀をもって接した という話です
相手により態度や言動を変えるのを「媚びてる」とみる人います また「俺にビビってる」と勘違いする人います まぁ、無知で何もわかっていない、その程度の人です 言わせておけばいいのですが、知らない・教わっていない人の方が多くなっているのかな?廃れているのが現状です デメリットもあるけど、メリットも大きいと思うので残した方が…というか、失くなっていくのがもったいない気がします(個人の感想です) …次いきます
Harashimaがアレコレ述べる章
Harashimaの周りにも失礼無礼に思える言動を繰り返す、頭の中が小学生辺りで止まってるように思える人がチラホラいます 「親の顔が見てみたい・お里が知れる」などの嫌味も通じない(意味が分からない)であろう無知ぶりです
例えば、誰かが買ってきたお土産を食べて「マズい」だの「安いやつ」とか言い出し、人数分買ってあるのに独りで食べてしまう、もちろん「ありがとう」も「いただきます」もない…など、どうにも常識というか、素養のない人というのはいます(個人的には嫌悪感しかない)
また、そういう人というのは注意されない(すると逆ギレ、逆恨みをする・されても意に介さない)のでエスカレートしていく傾向にあり、モンスター化していきます 自分で気づくこともない残念で可哀そうな人です しかし、周りには害でしかない面倒な人なので困ります
そんな人が出世して「○○長」とかになれば、それがその場の「ジョーシキ」になっていきます(「○○長がそうしてるんだから」…と)そうなればモラルもデリカシーも崩壊して、何でもありの無法地帯と化します 転がる石のごときスピードで誰にも止められない… そんな事がいたるところで起こっているようです(知らんけど)
礼儀や節度というのを軽視して、失礼無礼を「カッコいい」と勘違いしてきた若者がそのまま年だけ取ってしまって、その子供が親のマネをする(「子は親を見て育つ」です) 親がしてない事(してこなかった事)を子に押し付けても子は反発する…こじらせて余計に面倒な子になるだけです(手に負えなくなり放置する) 何も知らない(素養もない)人が増える…Harashimaはそう思っています
おっと、似たような話を繰り返してますな…そろそろ終わりにします
何でも好きかってすれば気分はいいかもしれませんが、それにより嫌な思いをする人もいる それが分かれば自ずと言動は変わってくるはずです いつまでも子供のような言葉遣いで傍若無人な振る舞いをして「厚顔無恥(厚かましく恥知らず)」といわれないようにしないとね また来週!