論語 子罕 其の三十 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は短い一節ですが、想像力が必要です 3タイプの人物をイメージで語っています この限りではありませんが、おおむね間違っていないように思います あなたはどのタイプでしょうか? それでは、お付き合いください

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原文・訳

子曰、知者不惑。仁者不憂。勇者不懼。

子曰く、知者はまどわず。仁者はうれえず。勇者はおそれず。

解説・意訳

まずは漢字の説明をしていくのですが難しいのは「懼れず」くらいですかね 「懼れる」は、恐怖の「怖れる」と同意ですが、細かい事を言うと「失敗したらどうしよう…」といった心配事を気にする時の「おそれ」になります ちなみに、知者は知性のある人・仁者は誠実で思いやりのある人・勇者は勇気のある人です 以上を踏まえて意訳していくと

先生は言った「知者は迷わない。仁者は悩まない。勇者は恐れない。」となります

要するに、知性のある人は持っている知識を駆使することで物事の判断に迷ったり、惑わされたりしない 誠実で思いやりのある人は感情に流されたり、善悪の狭間で悩んだりしない 勇気のある人は自身の判断に自信を持っており、たとえ間違っていたとしても恐れたりしない ということです

今回の一節に共通するのは「判断・決断」ですね 知者の判断は理論的で迷いがない 仁者の判断は善悪で決まるので悩まない 勇者の決断は覚悟があって恐れがない そういう事を言いたかったのではないかと思います 物事の判断や決断を下すのは難しくて覚悟が必要ですからね

Harashimaがアレコレ述べる章

この短い一節からどんな話をしようか?悩んでいるようではHarashimaは知者とはいえないですな(笑) ここは得意の、モハメドアリの話をしようかと思います モハメドアリの言葉の中に「人が困難に立ち向かう時、恐怖を感じるのは信頼が欠如しているからだ 俺は俺を信じている」というのがあります

何か新しいことを始める時、慣れてきた頃にブチ当たる壁、実力差のある相手と対峙する時など様々なタイミングやシチュエーションで起こり、こういった場面で委縮してしまうことは誰にでも経験が有るかと思います この委縮してしまう原因が「自分への信頼」だとモハメドアリはいっています

やはり、委縮した状態で物事に取り組んでもパフォーマンスの質は低いですからね 持ってるチカラを発揮するにはリラックスした自然体で取り組む方がパフォーマンスの質は上がります それには「俺はこれだけの練習をしてきたんだから、誰にも負けるワケがない」という自分のチカラを信じるための準備や積み重ねが欠かせません(もちろん持って生まれた素質もあるワケですが、それをいうと別の話をしないといけなくなるので、ここでは何も言いません)

クチから出まかせばかりで何の裏打ちもない虚勢を張ってるだけの人、いるよね 見ればわかるけど、だいたい自分じゃ何もしない…「俺のやる事ではない」というつもりで言ってるんだろうけど、端から見れば「出来ないんだろうな」というのが透けて見える 長年観察してるからね 「俺は指図(クチ)だけ、やるのはお前ら」の丸投げ体質で、出来上がった成果物に文句やケチをつける…「じゃあ自分でやれ」となるのは当然だと思うけどね クチだけな人の言う事なら特に…

おっと、またやってしまった…戻します

人生は選択の連続といいますが、自分の判断や決断が正しかったかどうか?は誰にもわかりません 自分の選択を「正しいモノ」にするために不正をする人もいます そんなのは論外ですが「正しい選択をした」と迷わない、悩まないと覚悟を決められるのが知者で仁者で勇者に近づく方法かもしれませんね

ただ、選択を誤ることもあります 「過って改めず これを過ちという」です イエス or ノーの2択(正答率50%)でも間違うことが多いのに、間違った選択をする人がいないなんてあり得ません 自分の選択が間違っていたことを素直に認められるのも、知者であり仁者であり勇者だと思います

話が取り留めなくなってしまったので、そろそろ終わりにします

こんな書き散らかしただけの駄文を発信していいのか?迷うし悩むところですが、覚悟を決めてポチっとしたあたり勇者ではありそうです なんてナ また来週!

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