論語 子罕 其の二十五 《long》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は友人関係の一節になります 幼馴染、同級生の腐れ縁、先輩後輩など友人にも色々なカタチがありますが、しょーもないヤツとは関わるなって話です それでは、お付き合いください

原文・訳

子曰、主忠信、毋友不如己者。過則勿憚改。

子曰く、忠信ちゅうしんを主とし、己にかざる者を友とすることかれ。過てば則ち改むるにはばかることかれ。

解説・意訳

まずは漢字の説明をしていきます 「忠信」は「真心を尽くし偽りがないこと 忠義、信実」のことです 「毋かれ」と「勿かれ」はどちらも「無い」という意味で同じなのですが、「毋かれ」の方が強い言い方になります 以上を踏まえて意訳していくと

先生は言った「真心と誠実さを主とし、自分より劣る者を友人にするな 過ちを犯したなら躊躇わず改めよ」 となります

要するに、友人にするなら真心や誠実さを持った自分より優れた(と思う)人を選びなさいという事です 後半部分は、友人選びを間違えたと思ったなら躊躇せず離れなさいというモノだと思いますが、複数の読み取り方があるように思います

他の読み取り方として、友人と一緒に行った事が間違いであったなら間違いを認め改める…というモノであったり、友人が過ちを犯した時は毅然とした態度で改めるよう注意するというような読み取り方もあると思います 自分の心情に合う読み取り方をすればよいと思います(それが論語の好いところでもあると思うので…)

実はコレ、論語の最初の方(学而の8、リンクはコチラ)にも同じフレーズがあります それくらい孔子は友人の影響を大きく考えていたのかもしれません 切磋琢磨して高みを目指す関係にあれば良いのですが、騙して出し抜くような真心も誠実さも無い者を友人にしても反面教師にしかなりません 関係を見直して改めないとズルズルと付き合っても良い事はない、そういっています

そうは言っても実際は、なかなか難しい話です 諫言や耳の痛い話は聞き入れられないし、逆ギレや逆恨みされますからね 上手くフェードアウトできればいいのですが、出来ない人も多くて昨今よく耳にする「人間関係リセット症候群」というのが目立ってきたのかもしれませんね

Harashimaがアレコレ述べる章

Harashimaには「友達」といえる関係の人物は少ないですが、Harashimaが友達だと思っている人物とは何年も会っていなくても連絡するし、連絡があれば会います(何年も会っていないHarashimaからの連絡を怪しまれるのは仕方ないですが…) そういうモノでしょ?

もう50も近いオッサンなので会って何をするでもない…飯を食べたり酒を飲んだりしながら互いの近況報告をするくらいです 子供の話(年齢や進路、最近の話など)、健康の話(どこどこが悪い、あそこの病院が…など)、パートナーの愚痴(これは例を挙げられません(笑))など多岐にわたります そんなのが楽しかったり息抜きとなる場合もあります

しかし、最近はそういったプライベートな話は相手を選んで話さないといけません (悪気はないのかもしれないけど)その場限りの冗談や話が拡散されてしまう場合があります Harashimaも何度も失敗しています 話す相手を間違えた 気をつけてください 経験者が語りますけど、どエラい事になります(「とても大変な事になります」の名古屋弁です)

そんな人物に近づかないでくださいね 何処にでもいます 見極めるのは難しいですが、とにかく気をつけてください 人間関係をリセットしたくなるのも理解できますが、やるなら最低でも県外への引っ越しをするくらいの覚悟が必要かと思います

…だいぶ話が逸れたので一旦、戻します

しょーもないヤツ(小人)を友達にしてしまうと大変な目に遭うのが分かったところで、どうやって選ぶのが良いのか?が「自分より劣る者は止めておけ」です 自分を基準にして「この人、スゴいなぁ」と思える人と仲良くなりなさいということです 追いつけるよう努力する、そうやって自分を高める狙いがあります

しかしそれも昨今では、自分より劣る者を集めて大将気取りなマヌケが増えたり、尊大な態度で相手を見下したりして手本とならない上位者が増え、正しいプラスのサイクルが起こらない状況です これでは勝ちようがない 負けるのも勝てないのも必然です そこに気づいていないのも致命的です

Harashimaの周りではソレが顕著です …おっと、友達の話なのに…余計な事を書き出すといけないし止まらなくなりそう(笑) そして、人間関係リセットしたくなるといけないから止めておきます

くれぐれも小人(しょーもないヤツ)には気をつけてくださいね それでは、また来週!

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