論語 雍也 其の二十七 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は「文」と「礼」の話です 総じて、儒教というか論語の中で取り上げられているのは文(学問)と礼(礼儀や行儀)についての話が多いのですが、今回の中身は? それでは、お付き合いください

原文・訳

子曰、君子博學於文、約之以禮、亦可以弗畔矣夫。

子曰く、君子ひろく文を学びて、之やくするにを以てすれば、亦そむる可

解説・意訳

今回も難しく思える漢字もないので意訳後に必要に応じて説明していきます

先生は言った「君子は広い視野で色々な分野の事を学び、それらを礼によって凝縮して表現しているので、道から外れるような事はないだろう」 となります

「博く」というのが、広範囲、博識といった幅広い分野の事を指していて、「文」には、専門的な事や慣例、その分野での常識といった教養を含んでいます そういったモノを「礼」によって「約する=凝縮して訳したり、略したり」するので、どこへ出ていっても「道から外れる=失礼や無礼をしない」だろう という話です

「畔く」は「背く=背を向ける、拒否の姿勢」という意味ですが、ここでは「道から外れる」といった意味で使われています 色々な事を学んでいれば、その時々で適切な対応をする事ができるようになり、どんな状況でも失礼や無礼なく事に当たれる そういう事です

Harashimaがアレコレ述べる章

最近は「苦手な事は捨てて(アウトソーシングして)好きな事(強味)に集中して収益化する」みたいな風潮が強まっているのか?よく耳にしますが、個人的には賛成も共感もしにくい考え方です(「古い」と言われれば、それまでですが)

得手不得手は誰にでもあって「得意な人に任せる」というのが先鋭化した話だと思うのですが、「苦手」を苦手のまま放置するのは後で手痛いしっぺ返しを食らうことになる気がします

例えば、掃除や片付けなどが苦手な人がいたとします(Harashimaです) 当然、部屋は散らかりホコリも溜まります 誰か掃除や片付けの得意な人にお願いしてやってもらえばいいワケですが、全てを任せるワケにはいかない 「アレはここに」「ソレは捨てないで」などの注文があるはずです せっかく得意な人に来てもらっても、結局は自分も参加しないと捗らなくなります なんなら得意な人の邪魔になってしまう

苦手だからといって避ける、逃げる、後回しにしていては上達しないのは当然です 苦手なりに少しずつでも進めていく事が大切です(自戒も込めて) そうやっていく内に最低限の事は身についていき、邪魔にならない程度のスキルが備わるのだと思います

アレもコレも覚えようとすると大変ですが、最初から覚える気もなく他人に丸投げしておいて文句言う人にはなりたくないので、苦手な事で嫌々ではあっても取り組んでいくようにしましょう(これも、自戒も込めて)

それでは、また来週!

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