船頭多くして船山に上る(ことわざ) 《middle》

ことわざ

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 今回は先日Twitterの方で使用したコトワザを紹介します 取り上げた事があったように思ってたのですが、どうやら気のせいだったみたいです なるべく短くサラッと読めるようにしますので、お付き合いください

意味や由来・語源

一隻の船に船頭(船長)が大勢いて、それぞれが別々の指図をすることにより船は迷走して陸に上がり、終いには山の上に辿り着くことを揶揄しています なので意味としては、皆が勝手な指示をしてまとまらず、とんでもない方向に進んでしまうことをいいます

「山にのぼる」を漢字にすると「山に登る」ですが、ここでは「山に上る」という字が使われる方が多いようです(多分、川を上るの延長で上流までいって、源流を越えて山の上まで行ってしまうから「上る」が使われているように思います 知らんけど)

Harashimaがアレコレ述べる章

指示や指図をする人が増えれば、それぞれの想いがあって必ずしも同じ方法をとるとは限りません 「どれが最善か?最適か?」で判断しないといけない場面なのに「俺の意見」を通したい人が多過ぎて話はまとまらないは、お互いに相手の意見を否定し合って険悪になるわで、何も話が前に進まない(=現状のまま) それでは衰退していくのと同じです

しかも、その場しのぎのズルやセコばかり…決まったり進んだりしたところで上手くいくとは思えない内容の話の主導権争いを延々と続けて、仕事してる気になってるんだから困ったモノです(で、結局は屁理屈で勝ち残った人か声のデカい人の「意見」が採用されて、大体は「改悪」となる)

なぜなら、組織の目標や目的、自分たちの役割といった事は全てスッ飛ばした「俺の意見」は、俺にしか都合がよくなく他所の事を考えていないからネ そりゃ受け入れられないから反論されるのは当然です 意見であってアイディアではないですからネ(「意見」と「アイディア」の違いについては触れないでおきます)

物事をスピーディーに進めるには少数精鋭で、役割を理解し「議論」のできる人を選ばないと、途中で失速するどころか有耶無耶になって目標も目的も果たせなくなります(カリスマや強烈なリーダーシップは無くても大丈夫だと思います ただ、最終的な決断をする人は必要です)

責任は負いたくないけど「俺の意見」は通したい歪んだ想いの船頭が一つの船(組織)に大勢いれば迷走するのは自明の理です 脱出するヒントは、この中にある? なんてネ

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