読んだ本を紹介しつつ記録していくカテゴリー 《middle》

読書

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 相変わらず読書はボチボチしていますが、ブログで紹介するには向かない類の本を読んでる事が多く更新が滞ってる次第です そんな中、ちょうど3年前になるのかな?新刊として図書館に入った時に予約したっきり忘れていた本の順番が回ってきました そんな旬は過ぎてしまってる?一冊を紹介します お付き合いください

著者ならびに作品紹介

今回紹介する一冊は、東野圭吾「希望の糸」です 2019年に発売されました 著者の東野圭吾さんは大阪府出身で、ベストセラーも多い言わずと知れた有名人気作家です ドラマ化、映画化された作品も多く『ガリレオ』シリーズ(福山雅治)であったり『加賀恭一郎』シリーズ(阿部寛)、『マスカレード』シリーズ(木村拓哉)などがあります

続いて、ここで紹介する「希望の糸」は上記のシリーズには属さない作品になります なのですが(先に少し内容に触れてしまいます)、加賀恭一郎が主人公の叔父という役どころで登場します シリーズにカウントされない、スピンオフ的な理由は加賀恭一郎がチョイ役だからかもしれません(知らんけど)

ネタバレしない程度の内容紹介

先に述べてしまいましたが今作の主人公、松宮脩平は捜査一課の刑事であり加賀恭一郎の甥であります(周囲には血縁関係を隠しているようです) その彼が登場する前に事件が起きます(事件が起きないと出番がないですからネ) カフェを営む女性が殺害され捜査を進めるウチに一人の容疑者が浮かび上がります

それとは別に、主人公の松宮に見知らぬ女性から思いもよらない話が舞い込みます にわかには信じられない話に、同じ職場で叔父でもある加賀恭一郎に捜査状況とともに相談しつつ話が進みます

他方で、ある家族の幸せが地震により奪われます(4人家族のうち、子供2人が地震により死亡します) 残された夫婦は絶望のどん底から抜け出すために新たに子供をもうけようと(年齢的な事で)不妊治療に取り組み、その甲斐あって子宝に恵まれるのですが…さらなる試練が家族を襲います

それぞれの話が「糸」のように絡み合ったり、絡まった「糸」がほどけたりして最後には長~い一本の「糸」になる話です

Harashimaがアレコレ述べる章

まず「3年待った甲斐があった」と思いました(すっかり忘れてたクセに) まぁ、少し盛りましたが面白かったことに変わりありません 次に待ってる人もいるので早めに読まないといけないと思い読み始めましたがスイスイ読めてアッという間に読み終えました

起こるはずのない現実的でない事ですが、実際にあり得るミスがキッカケになって起きた話、知らなければ知らないままで済んでしまう話、知らないままでは済まされない話などが複雑に絡み合った話でした もしかしたら松宮刑事でなければ真相にはたどり着けなかった話かもしれません

家族や夫婦、子供と親、絆や血縁、そういった部分に特化したヒューマンドラマな作品でミステリー感は薄いように感じました 実際に犯人はあっさり捕まりますし(ネタバレではない)、伝えたい部分は「殺人事件より謎解き」だと思いました アレとコレ、ソレとコレが繋がっていき全体が見えてくる、全体が見えてきた時に「あそこで○○していれば」とか「ここが○○であったら」事件は起きなかった…なんてタラレバな事を思います

東野圭吾さんの作品を複数読んでいますが、本書はHarashima的東野圭吾ランキング、ベスト10の上位に入賞します(10冊以上も読んだかな?) 機会があれば一読してみてください (業界的には購入してもらいたいだろうけど)今なら3年も待たず順番が回ってくるかと思います

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