浮足立つ(慣用句) 《middle》

慣用句

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 今回は誤用してしまうと大変な事になる慣用句の話 そこら辺も説明しつつ要点を絞ってコンパクトにまとめるつもりでおります 最後までお付き合いください

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意味や由来・語源

浮足立つとは、恐れや不安で落ち着かなくなる事を意味しています 由来や語源として「浮足」というのが「かかとを浮かした状態=つま先立ち」を指しています なので、つま先立ち立つと言い換える事もできます(冗談です)

本来は、恐れや不安から逃げ出す様子をイメージして使われていた?いる?のですが、つま先立ちで立ち続けると不安定でバランスを保つのが難しい事からソワソワしたりリラックスできてない状況の時に使われるようにもなりました

誤用にご用心

例えば、同窓会をする事になり20年ぶりに会う友人達に、今から浮足立ってる なんて使い方をしたとすると、本人的には「楽しみにしてる」「待ち遠しい」って感じなんだろうけど本来の意味からすると「行きたくない」「逃げ出したい」となってしまいます

ここで使われる語は「浮き立つ」が正解です 浮き立つは、心が高揚するとかウキウキする時なんかに使います 「足」の一字で大きく意味が変わってしまいます 気を付けましょう

文化庁の令和元年度の「国語に関する世論調査(コチラ)」によると、本来の意味を理解してる人は全体(16歳以上の男女、約2,000人)の21%だそうです 例文のような誤用をしてる人の割合は60%もあるようです これを機会に正しく覚えておきましょう

Harashimaがアレコレ述べる章

「浮足立つ」と「浮き立つ」の違いは理解できたかと思います 今回の慣用句に限らず勘違いや思い違いによる誤用が多くなれば、本来の意味を知ってる人と知らない人の間で齟齬が生じます そして、誤用がマジョリティとなれば正しいはずの意味がマイノリティとなり、正しいのに間違ってる扱いをされてしまいます

間違った事がマジョリティ(大多数)となれば、それが「フツー」となってしまい、間違ってる事に気づかない、疑いも持たず鵜呑みにしてしまいステレオタイプ化します こうなってしまっては正しい事を言っても聞く耳を持ってもらえなくなります 恐ろしい事です

こういった誤用を防ぐためにも本を読んだり、分からない言葉や引っかかった言葉を調べるなどする事が重要かと思います これには好奇心や探求心が必要ですが、やらない人と行動に移す人とでは雲泥の差ができます この差が人としての差にもなるのですが、やらない人がマジョリティでは学習・学問する方がバカを見る事になります おかしな話ですが、よくある話でもあります

言葉の誤用に浮足立ってしまわないよう学習や学問に興味関心を持ち、知識や教養を得る事が自分にとって浮き立つ事となるようにしましょう! なんてナ

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