論語 公冶長 其の六 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介していますが、サイトがブッ壊れていたので約ひと月半ぶりの更新になります 久しぶりなのと気分が乗ってないのとでイマイチかもしれませんが、お付き合いください

原文・訳

子使漆彫開仕。對曰、吾斯之未能信。子説。

 漆彫開をしてえしむ。えてく、吾れ斯れをずることあたわず。子よろこぶ。

解説・意訳

今回の一節は、漆彫開しつちょうかいという孔子の弟子との会話になります
孔子が漆彫開に「仕官してみないか?」と勧めます ❛ 子使漆彫開仕 ❜ 漆彫開が答えます ❛ 對曰 ❜ 「私はこの(仕官する)事にまだ自信がありません」と ❛ 吾斯之未能信 ❜ (それを聞いた)先生はヨロコばれた❛ 子説 ❜という内容です

ずることあたわず」で自信がないという意味なので、「能わず」は前の語を否定的・打ち消す意味の言葉になるかと思います もう一つ「子ヨロコぶ」ですが、これは嬉しいという意味の「喜ぶ」ではなく、満足している感じの「悦ぶ」かと思いますが定かではないのでカタカナ表記にしておきます

この一節をどの様に解釈するのかは各個人により違ってくるように思います
1.先生に推薦されたが、飛びつく事なく謙遜したことにヨロコんでいる
2.先生(上)から言われた事に「YES」と答えなかった(自分なりの考えがある)ことにヨロコんでいる
3.自分から「仕官しないか?」と言っておいて、断って自分の元で学び続ける事を選んだ漆彫開の心根にヨロコんでいる

など、あるかと思うので一概に「コレだ」というの決められません そういうところが論語の楽しみ方の一つであると思います 読んだ時の自分の心情に合う読み取り方をすればいいと思います

Harashimaがアレコレ述べる章

今回の孔子の「ヨロコんでいる」は、扱いが難しいように思います 参考にしている書籍では、「宮仕は複雑なので自分の力量では不安がある」と率直に答える漆彫開に、宮仕の複雑さを知る孔子が「よく言った」と喜んでいる という解説がされています

ホントのところは確かめようがないから分かりませんが、自分の都合のいいように解釈するのはよくある事です 後付けな話もいくらでもあるし、できます 悪く受け取らないようにする事こそが肝心のように思います

何事も前向きに、ポジティブな思考をできるよう訓練しないといけないですネ

それでは、また来週!

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