論語 公冶長 其の二 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回も孔子が弟子を評する話です 前節と似通ってますが、それが狙いなのではないでしょうか? 後ほど説明しますので、お付き合いください

原文・訳

子謂南容、邦有道、不廃。邦無道、免於刑戮。以其兄之子妻之。

子 南容を謂わく、邦に道有れば、廃てられず。邦に道無ければ、刑戮より免れんと。其の兄の子を以て之れに妻あわす。

解説・意訳

前節の公冶長こうやちょうに続き、今節は南容なんようを評しています 「くに」は「国・故郷」のことです 「道」というのは、ここでは「道理」のことを指しています 「刑戮けいりく」とは「刑罰・殺戮」のことです 以上の事を踏まえて意訳すると

先生は南容を評して言った「国家が道理にかなった政治を行っていれば、見捨てられる事はない 国家に道理が無くなったときも、刑罰や殺戮にあうことはない」(なので)兄の子(娘)を嫁がせた となります

前節と共通しているのは、何があっても生き延びるチカラがあるという事です 治安が悪く戦乱の世が常であった時代なので、嫁いだ矢先に夫が亡くなる……なんて事にならないよう大切な条件だったんだと思います(なので2回連続で同じ話なのかもしれません)

Harashimaがアレコレ述べる章

同じ話が続いてる事に焦点を当てて解説や説明をしましたが、ここでは前半部分の「国家が道理にかなった政治を行っていれば、見捨てられる事はない」について説明しておきます 特に「見捨てられること事はない」を取り上げます

どういう事かというと「国家が上手く治まっている時は、南容が国や地域・コミュニティから放っておかれる人物ではない」という事をいってます モラルやデリカシー・常識を持った素直で誠実な人物だと言いたいのだと思います

逆に国が道理に外れた事をすると、そういった人物は刑罰や殺戮に遭う事もないかわりに小悪党な小人たちに搾取される側になるのです(素直で誠実な分、お人好しで騙されやすい)その場合、不義理に憤怒して刑罰や殺戮に遭うかもしれませんネ

何かにつけて他人から何かを奪って自分の利益にしようとする小人は何処にでもいます そんな人に搾取されないように注意しましょう 正直者がバカを見るなんて事がないよう、道理から外れない政治を望みたいですネ

大切なことなので、もう一回言っておきます!  正直者がバカを見るなんて事がないよう、道理から外れない政治を望みたいですネ  なんてナ

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