毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 今回は以前読んだ本の続きを紹介をします シリーズ2作目となりますが、前作に増して今回はホラーな要素が強まっていてハラハラさせられます(前作はコチラ) それでは、お付き合いください

著者紹介
大分県出身で京都大学を卒業してます 在学中は推理小説研究会に所属し、同時期の部員に小説家の綾辻行人なども在籍していて、綾辻行人さんと学生結婚をしたそうです 1988年に「バースデイ・イブは眠れない」でデビューします
翌年に本書の前身「悪霊がいっぱい!?」を発表し人気シリーズとなりコミック化・TVアニメ化されました 1992年には十二国記シリーズの1作目「月の影 影の海」を発表します 1998年には大作「屍鬼(しき)」がベストセラーとなります
2010年に本書(悪霊シリーズ)が題名を『ゴーストハント』にリニューアルして、内容も大幅に改稿されているそうです 2013年「残穢(ざんえ)」で山本周五郎賞を受賞しています
ネタバレしない程度の内容紹介
今回は戦前に建てられた由緒あるお屋敷で起こる異常現象(主にポルターガイスト:代表的なモノとして物が勝手に動いたり、家鳴りとは違う物音がするなど)で家主は恐怖を感じているワケではないが「気になるから調べてほしい」という内容の依頼でした
調査に向かうと依頼者(典子)の義理の姉が雇った巫女の綾子と元高野山の僧だったという滝川法生、通称ぼーさん(2人とも前作にも登場)と再会します(協力するワケじゃないけど共闘する間柄です)皆で異常現象の原因を探ります
原因の一つとして複雑な家庭環境によるストレスではないか?という話になります(そんな事例もあるそうです) で、一番ストレスを抱えていそうな人物を探ると典子の姪の礼美(あやみ:8歳)ではないか?と行きつきました
礼美は、典子の兄(海外にいて不在)の前妻との間の子で、継母の香奈(ぼーさんと巫女の雇い主)との仲は良かったが、ここへ引っ越してきてからギクシャクしているようで、典子は虐待(見えないところにアザや傷があるなど)を疑っています
そんなこともあり、典子と香奈の間もギクシャクまではいかないもののビミョ~な距離ができてしまったようで、それもまた礼美にはストレスになっているのではないか?という推測で、礼美をマークするのですが…
という導入から真相を探っていくストーリーです ここまでで興味を持っていただき、続きは本書を手に取って読んでいただければと思います
Harashimaがアレコレ述べる章
シリーズ2作目で、前作は個人的には納得できなかった(理由はネタバレになるといけないので伏せます)のですが、今作は満足しました すごく練られた話のように感じました 詳しく書きたいのですがネタバレになってしまうので…もどかしい
90年代頃に人気を博したシリーズなのですが、古さは感じないし大人から子供まで楽しめるような話の展開やキャラクター達だと思います
続きが気になるようなタイプではないのですが「続きがあるなら読んでみようかな」と思えるクセになる感じですかネ オススメですヨ
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