SDGs入門 村上芽・渡辺珠子 ≪long≫

読書

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 今回は読んだ本の紹介です 最近よく耳にするエス・ディー・ジーズについての一冊になります 名前を聞いた事があったけど中身は詳しく知らなかったので、勉強してみました お付き合いください

著者紹介

村上芽 : 京都大学法学部を卒業後に現みずほ銀行に入行、2003年から株式会社日本総合研究所に入社して現在は創発戦略センター シニアマネジャーとしてESG(環境・社会・ガバナンス)投資の支援などをしています

渡辺珠子 : 名古屋大学大学院国際開発研究科を修了していて、2008年より日本総合研究所に入社 インパクト投資(※1)やスタートアップ支援が専門の創発戦略センター スペシャリストです

※1 インパクト投資とは、社会的事業を行う企業などへ投資することによって社会的成果と財務的リターンの両立を目指すものです

ネタバレしない程度の内容紹介

SDGsとは、Sustainable Development Goals サスティナブル・デベロップメント・ゴールズの頭文字を取っていて「持続可能な開発目標」と訳し、小文字の「S」は目標が複数あるので複数形になっています

1. あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
2. 飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
3. あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
4. すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
5. ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う
6. すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
7. すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
8. 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
9. 強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
10. 各国内及び各国間の不平等を是正する
11. 包摂的で安全かつ強靭で持続可能な都市及び人間居住を実現する
12. 持続可能な生産消費形態を確保する
13. 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
14. 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
15. 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
16. 持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
17. 持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

以上がゴール(目標)になっていますが、どれも目標が大き過ぎて「何をしていいやら….」だと思います なので、目標を達成するために取り組む「ターゲット」といわれる169の項目があって、ターゲットに取り組む事で目標に近づく・達成するような仕組みになっています(169のターゲットの紹介は割愛させていただきます)

本書はゴールやターゲットを一つずつ説明しているモノではなく、SDGsがなぜ必要なのか?どのように取り組めばよいのか?とか、実例が紹介されています 所々に図表が入っていたり、巻末には参考資料が紹介されていて気になる情報が詳しく調べられるようになっています

Harashmaがアレコレ述べる章

今回は珍しく割りと新しい本の紹介です 興味があったのもありますが、世界規模で取り組む目標であり何度も読み返す事になりそうに感じたので、これも珍しく書店で「購入」しました(COVID-19の影響で図書館が休館なのもある)

どちらかと言えば企業や個人事業主、ビジネスを行っている人寄りの話ですがSDGsがビジネスを始めるキッカケになる事も紹介されています 若い世代ほどSDGsに関心が高いようで若者ぶるには必読かと思います(笑)

個人的には大きな意味で「後世への贖罪」だと思って取り組んでいかないといけない目標だと感じていて、高度成長期以降の大量生産・大量消費などで環境を破壊した結果が現在であり、異常気象をはじめとした地球規模の問題を子供や孫世代に丸投げせず改善していくタネ(原因)を今の内から蒔いておかないと…と考えています

Harashima個人に出来る事は小さくて少ないけど、同じ思いの人が集まって活動すれば大きなチカラとなって問題の解決(ゴール)に近づくんじゃないかと思います 献血もその一環で取り組んでいるワケですが、周りからは理解されないようです

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