毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は『祝!更新100回記念』も兼ねているので、いつもより張り切ってダラダラと述べていきますので、お付き合いください
原文・訳
子曰、視其所以、觀其所由、察其所安、人焉廋哉、人焉廋哉。
子曰く、其の以うる所を視、其の由る所を観、其の安んずる所を察すれば、人焉くんぞ廋さんや、人焉くんぞ廋さんや。
解説・意訳
まず、漢字の説明をします
「視」は原文では「ネ」ではなく「示」偏です(IMEパットになかった)
「以うる」は「もちうる」と読み、用いる、行動するという意味です
「焉くんぞ廋さんや」は「いずくんぞかくさんや」と読みます
以上の事をふまえて意訳すると
先生は言った「その人物のある行動を視た時、その行動がどんな理由があってなのかを観察し、その行動の行きつく先を推察すれば、どうして(本性を)隠すことができようか、どうして隠すことができようか」 となります
Harashimaがアレコレ述べる章
この一節は「自分の本性は他人に見透かされている(かもしれない)」と思わせて言動にブレーキをかけるように仕向ける役割があると思います 同じフレーズを2度繰り返す事で強調してます(別の一節にもあり、度々でてきます)
こんな事いわれたら何事もやりにくくなっちゃうけど、やりにくいのは善悪の区別ができていなかったり悪い事だという認識があるって事で、一呼吸おいて考えるポイント(ホントに大丈夫か?)にすると良いと思います
話は逸れますが
『後漢書』という書物に「天知る 地知る 我知る 人知る」という「四知」というのがあって、意味は「誰も知らないと思っていても、悪事や不正は必ず発覚する」という話で「誰も見てないから….」と不正をしても天や地、自分が見ている また、他人と共謀している場合は共謀してる人も見ているワケで “必ずバレる” という事です
この一節と似通った自分の内面を突き刺す話でしたが、不正が後を絶たないのは知らないのか?欲望に負けてしまうのか?別の何かがあるのか?解かりませんが、いつか結果として自分に返ってきます 巧妙に仕組んだ不正ほど発覚した時の衝撃の大きさがデカいのは、よくある話です
本性がバレてるのに必死に隠す人もいます 「私ではない」と何でも他に原因を擦り付けてシラを切る人、いるよネ エラい人ほど……..別の話をします
この一節は某有名企業の「なぜ」を繰り返して真因を追及する手法とも共通していて、その人物の行動は「なぜ」行われたのか?「なぜ」そうしたのか?と繰り返す事で真因(本性)にたどり着きます だから「隠せない」というワケです
この「なぜ」は自分への問いかけのはずなのですが、誤解してる人も多く「なんでだ」などと相手を問い詰めるような使い方をすると人間関係を壊します 「なぜか?」というと、自分が分からない事を “他人に問う(教えてもらう)” にしては随分と上からな物言いだからです
そこら辺を勘違いして気づかない人達を知ってますが、勘違いがエスカレートしてて制御不能です そんな勘違いをしたまま出世して上司になっていくから離職率は上がるし、「アイツは根性がない」と的外れな原因(自責ではなく他責)に落ち着くのです
この問題の解決は、昨今よく耳にする「意識改革」「リカレント教育(生涯教育)」なんですが、今は絶好のチャンスではないかと思っています COVIT-19(新型コロナウィルス)の影響で不安ではありますが、空き時間が増えたのではないでしょうか?
当座の資金が心配で奔走していて「それどころではない」方もいらっしゃるとは思いますが、この機に未来への投資のつもりで学問、勉強してみませんか?
学問・勉強をすれば知識が増えます 知識が増えれば考えも変わります 考えが変われば言動が変わります 言動が変われば周り(社会や世界)が変わります Harashimaの実体験です(経験者は語るってヤツです)
長い時間がかかるかもしれませんが「天知る 地知る 我知る 人知る」必ず自分に返ってきますヨ