論語 為政 其の六 ≪short≫

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ! 今日も論語の一節を紹介していきますので、お気軽に最後まで読んでいただけるよう進めていきます お付き合いください

原文・訳

孟武伯問孝。子曰、父母唯其疾之優。

孟武伯 孝を問う。 子曰く、父母は唯だ其の疾を之れ優う。

解説

孟武伯は前節(為政-五)に登場した孟懿子の子供だそうで、父同様に「孝」について尋ねた一節ですが、孔子の返答には昔から3通りの解釈があるそうです いずれも「其の疾(やまい=病気)」についてなのですが、一つずつ説明します

一つ目は「子の病気」ととり、父母は子供の病気だけ心配すればいいように他事で心配をかけないてはいけない という解釈をします

二つ目も「子の病気」ととるのですが、父母が子供の病気だけを心配しているのだから、病気にならないように身体を鍛え、大事にしなさい という解釈です

三つ目は「父母の病気」ととります 父母の事は病気だけを心配していればいい という解釈です

孔子の意図はわかりませんが、人それぞれの感性で汲み取ればよいと思います

Harashimaがアレコレ述べる章

この一節に限らずですが、複数の読み取り方ができるのも論語の楽しみ方の一つだと思います その時、その状況によって、読んだ時に受ける印象が変わったり新しい解釈に気づかされたり、不思議な書物です

今回の一節は、上記の読み取り方3番目を通説として受け取られていますが、自分の都合のいいように考えればよいと思うので正解はありません なので上記以外の読み取り方があって、それが自分にとって納得いくのであれば問題ないと思います

意訳をしてなかったので…
孟武伯が「孝」について聞いた 先生はいった「父母はただ病気の事を憂(うれ)う」となります

最後に

この一節からでもわかると思いますが、人として当然の事を改めて気づかせてもらえる事もある論語を一人でも多くの人に知ってもらえるようにボチボチコツコツ続けていきたいので、他のページも覗いてもらえると喜びます

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