ウィスキーと私 竹鶴政孝 ≪middle≫

読書

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 今回は読んだ(借りたのではなく持ってる)本の紹介です おススメなので機会があれば一読してほしい一冊です それでは、お付き合いください

著者紹介

内容とカブッてしまうといけないのでサラッとご紹介 

竹鶴政孝は広島県出身で「日本のウィスキーの父」といわれている、人生のほとんどをウィスキー造りに捧げた苦労人・実業家です 2014年に放送された朝の連続TVドラマ「マッサン」は竹鶴政孝がモデルになっています

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内容

この本は日本経済新聞に連載した「私の履歴書」に補筆されて昭和47年に発行されているそうですがHarashimaが持っているのは販売促進用につくられた非売品?のようです(Amazonで購入)

明治生まれの著者は生家が造り酒屋で、元々酒とは縁があったようです 幼少の頃はわんぱくだったそうで、中学の時には後の総理大臣・池田勇人がいて終生の友情関係が続いたり、学校を卒業して就職(酒造メーカー)した先の得意先で、後のサントリーを創立する鳥井信治郎にも出会います そして社長の推薦と戦争特需に沸く好景気も背景にあり、イギリス(スコットランド)へウィスキー造りの勉強に派遣されます 

渡英してからウィスキー造りを学んでいる時に妻となるリタと出会います そしてイギリスで結婚するのですが、今では珍しくない国際結婚は当時では考えられない事で「お家騒動」に発展しました ウィスキー造りを習得して帰国後にウィスキー造りを始めるのですが、ここからも次々とハプニングや問題が起こります

帰国後は留学させてもらった恩や義理もあり、自分の理想とする場所でのウィスキー造りはできませんでした それから、ウィスキー造りには多大な時間がかかるのですが当時の日本に本格ウィスキーに関する知識がなかったので法律(酒税法)の改訂を求めたりもしました

日本初の本格ウィスキーを完成させた竹鶴は、次第に自分の求めるウィスキーを造りたい想いが強くなり、理想とする地・北海道の余市に昭和9年に「大日本果汁(株)」を創立します 後の「ニッカウヰスキー」です

ニッカを創立してからも問題やハプニングは続きますが、つづきも詳細も手に取って読んでいただきたいのでココら辺でやめておきます


※下記の写真はHarashimaの持ってる本に挟んであった挨拶状と「非売品」の証明です あいさつ状を読むと昭和50年頃に「キングスランド」という銘の商品の限定品?「スペシャルエイジ」の販売促進用に配られたものかプレゼントされたものだと思います(ちなみにHarashimaと同年代の代物になります)

Harashima所蔵

感想

多少の自慢を含めて申すと、Harashimaはウィスキーブームが来る前からのウィスキー愛飲家で昨今のブーマー達とは一線を画してもらいたいと思っています(冗談) それくらいのムーブメントになってますネ ニュースでは「原酒が足りないから販売中止」とか「ウィスキーが投機の対象に」などと報道されていて、その過熱ぶりに驚いています

さて、ココまで読んでいただきありがとうございます いかがでしたか?ウィスキーやマッサンに興味が湧いてきたでしょうか? ドラマを観た人も観てない人にも楽しめるドキュメンタリーになっていて「ウィスキーはニッカだな」なんて思ってしまいますヨ

竹鶴政孝がいなければ日本のウィスキーはなかったかもしれないと思うと「日本のウィスキーの父」というのは間違いではないしサントリーとニッカの2大メーカーの競争が日本のウィスキーを育てたんだと思います そんな日本のウィスキーを語る上で欠かす事の出来ない話が詰まった一冊です

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